長野県南牧村野辺山の畑で２７日に遺体で見つかった男性は、山梨県甲州市大和町初鹿野、会社員斉藤弥生さん（３６）と判明した。長野県警が２８日夜、発表した。斉藤さんは数日以内の間に埋められたとみられ、県警は死体遺棄容疑で捜査を進めている。

畑の中の遺体、数日以内に埋められたか 長野・南牧村

県警は２８日に斉藤さんの遺体を司法解剖したが、明らかな外傷はなく、死因は特定できていないという。

捜査関係者によると、斉藤さんは２７日夜、県警の捜索で畑の土中から発見されたが、泥をはらえば顔が判別できる状態だった。県警は、埋められてから時間がたっていなかったとみている。

一方、畑の所有者が２７日朝、遺体の一部を見つけて１１０番通報する約１時間半前、畑から南に約２キロ離れた空き地で、全焼した乗用車１台が村道から転落したような状態で発見された。ナンバープレートはついておらず、周囲には燃料の携行缶とライターが落ちていた。県警は死体遺棄事件との関連を調べている。