米ホワイトハウスのアーネスト報道官は５日の記者会見で、安倍晋三首相のハワイ・オアフ島の真珠湾訪問について「平和と和解の追求の利点をより明確にする」と歓迎の意を示した。首相が訪問理由を「犠牲者の慰霊」としたことも「大半の米国民が温かい気持ちで受け入れた」と強調。必ずしも謝罪に踏み込む必要はないとの認識も示した。

首相、真珠湾訪問へ ２６・２７日、オバマ大統領と慰霊

アーネスト報道官は「オバマ大統領が広島訪問した際も、広島で日米首脳が肩を並べて力強いイメージを与えた」と語り、真珠湾攻撃を受けた戦艦アリゾナの記念館で両氏が会談することで、平和と和解のより力強いメッセージを発信することになると強調した。

同氏はまた、オバマ氏の広島を訪れた際の式典同様、両首脳がアリゾナ記念館での献花に加え、犠牲者を前に所感を述べるとの見通しを示した。

首相が犠牲者慰霊にとどまり、…