打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

「死んでやる」包丁と怒声の中で保護(児相の現場から)

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/12/13 10:55:59 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

写真・図版


児童相談所が備えている耐刃防護衣。職権の一時保護のときにワーカーが危険な目にあうこともあるためだ



■第1章:一時保護(1)


連載「児相の現場から」


特集「小さないのち」


「いま夫婦げんかしている。子どもが巻き込まれるから、保護してほしい」


けんかをしている真っ最中の母親から児童相談所(児相)に電話があった。子どもは3歳と赤ちゃんという。


【キーワード】児童相談所(児相)と一時保護


【キーワード】児童福祉司


児相内で、安全確認や一時保護など虐待の初期対応にあたるチームから、ワーカーと呼ばれる児童福祉司のケイコ(仮名)とミエコ(仮名)が急行した。30代のケイコはチームに入って4年目。40代のミエコは2年目、保育士の資格を持ち、障害者福祉施設の現場などでの経験が長い。


2人が到着すると、母親が赤ちゃんを抱えたまま父親とののしりあい、もみ合っていた。赤ちゃんを受け取ろうと2人で手を出すと、父親がすごんだという。


「連れていくな。帰れ!」


虐待などで子どもが危険な状況にあると判断すれば、児童相談所は子どもを一時的に親から引き離す「一時保護」に向かう。その現場では、児相の職員たちの身が危険にさらされることもある。


夫婦は家の外に出てきて、取っ組み合いを始めた。夫婦に赤ちゃんを傷つける意図はないが、何かの拍子に赤ちゃんがけがをする可能性は否定できない。ケイコもミエコも必死だった。もみくちゃになりながらケイコが何とか赤ちゃんを確保し、その場を走り去った。


今度は父親が母親の首を絞め始…





打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口