潘氏、韓国大統領選に意欲 「この身を燃やす用意ある」
国連の潘基文事務総長=AFP時事
国連の潘基文(パンギムン)事務総長(72)は20日、今月末の任期満了を前に韓国人記者団と会見した。聯合ニュースによると、「私が10年間国連事務総長を務めながら学び、見て、感じたことが韓国の発展に役立つならば、この身を燃やしてでも努力する用意がある」と発言。事実上、次期大統領選への立候補を宣言したと報じた。
聯合ニュースによると、潘氏は「政治というのは1人でできるものではない」とし、考えを同じくする政治家らと連携する考えを示唆した。一方で、政党と派閥争いを批判し、「政治指導者たちは自分を捨てなければならない」と主張した。
潘氏は来年1月に韓国に帰国する予定で、大統領選に向けた活動を本格化させるとみられている。調査機関「リアルメーター」が実施した12月第2週の世論調査によると、次期大統領選で立候補が有力視されている人の支持率は、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)前代表の23・7%がトップで、潘氏は20・5%で2位だった。
ただ、朴槿恵(パククネ)大統…