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撤去の少女像、再び設置 釜山の日本総領事館前

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2016/12/30 20:09:39 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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30日、釜山市東区の日本総領事館前に設置された慰安婦問題を象徴する「少女像」=李聖鎮撮影


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韓国南部・釜山の大学生や市民団体が30日午後、日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦問題を象徴する「少女像」を設置した。31日夜、像の除幕式を行う。日本政府は像を設置させないよう韓国政府や釜山市に繰り返し求めてきた。韓国政府は30日夜の段階で明確な対応方針を示していない。


少女像設置団体、勝利叫ぶ 靖国参拝が後押しとの見方も


釜山の日本総領事館前に「少女像」 区当局が強制撤去


市民団体は慰安婦問題の日韓合意から1年となった28日に像の設置を試みたが、道路の管理権限を持つ釜山市東区と警察当局によって強制撤去されていた。


市民団体関係者によれば、団体は30日午前に東区関係者と面会。区側は強制撤去を謝罪し、設置を妨げない考えを示したという。


東区には28日の強制撤去後、苦情や抗議の電話が殺到していた。市民団体は30日、フェイスブックを通じて「国民の勝利だ」と報告。同日午後、総領事館前で記者会見を開き、「歴史をただし、民族の自尊心を打ち立てる市民の偉大な勝利だ」などと主張した。


市民団体は31日午後6時から市内で集会を開いた後、午後9時から正式に像の除幕式を行う。


韓国政府は従来、「法に沿って対処する」とした東区の立場を静観する姿勢だった。30日現在、設置に賛成の立場を示していないが、像を撤去する方針も日本側に伝えていない。


韓国では、世論調査で日韓合意の破棄を求める声が6割近くに上り、朴槿恵(パククネ)政権を批判する野党も世論に便乗。黄教安(ファンギョアン)首相が29日、日韓合意の順守を改めて訴えたが、稲田朋美防衛相が29日に靖国神社に参拝したこともあって、対日批判の雰囲気が高まっている。


慰安婦問題を象徴する少女像は、ソウルの日本大使館近くにも設置されており、日本政府が移転を求め続けている。日韓合意では、韓国政府が「日本政府が公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知」したうえで、「解決されるよう努力する」としている。


釜山での少女像設置について、日本外務省は30日、韓国政府に「日韓合意の精神に反しており、極めて遺憾だ」などと抗議し、早急に撤去するよう申し入れた。


申し入れは、杉山晋輔外務次官が李俊揆(イジュンギュ)駐日韓国大使に、長嶺安政駐韓大使が林聖男(イムソンナム)韓国外交省第1次官に対し、それぞれ行った。(牧野愛博=ソウル、武田肇)






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