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津波避難アプリ開発者の覚悟 「研究だけじゃ救えない」 |
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作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数41 更新时间:2017/1/14 10:08:45 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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スマートフォンを使った避難訓練で、現在地と津波の浸水想定区域を確認する矢守克也教授(中央)=昨年12月18日、高知県須崎市、遠藤真梨撮影 津波到達まで19分――。 特集:阪神大震災22年 スマートフォンの画面でカウントダウンが始まる。地図上で、浸水区域を示す青色の範囲が広がっていく。 79歳の男性は、付き添いの高校生が持つスマホを見ながら裏山へ。急な階段を上り、6分ほどで中腹にたどり着くと、画面が緑色に変わった。「避難成功」だ。 「あと何分で津波に追いつかれるかが分かるので、必死で逃げた」。男性の顔がほころぶ。 南海トラフ巨大地震が起きれば、最大25メートルの津波に襲われると想定されている高知県須崎市。アプリ「逃げトレ」を使った訓練だ。 訓練に臨場感を持たせようと、このアプリを開発したのは、京都大学防災研究所教授の矢守克也さん(53)。防災心理学を研究して約30年。阪神大震災の発生当時は奈良大学助教授だった。水害の被災者の記憶の変化などをテーマに研究していた。 「研究している場合じゃないのは分かるよね」と恩師。翌日に被災地に入り、兵庫県芦屋市の避難所で炊き出しの手伝いをした。 ひしゃげた家々。波打つ道路。疲れた表情の人たち。「防災心理学を掲げていても目の前の誰も救えない」。無力感に襲われた。 思えば、水害や地すべりの被災… |
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