打印本文 关闭窗口 |
||
人を殺さない自分になれるのか…タリウム事件の元少女 |
||
| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/3/11 9:00:30 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
|
|
||
名古屋市のアパートで森外茂子(ともこ)さん(当時77)を殺害し、高校時代には同級生2人に硫酸タリウムを飲ませるなどしたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元少女(21)の裁判員裁判の論告求刑公判が10日、名古屋地裁であった。 元少女に無期懲役を求刑 タリウム事件の裁判員裁判 検察側は「犯行は計画的で残虐。生涯にわたって罪を償うことが必要だ」と述べ、無期懲役を求刑。弁護側は最終弁論で「死に興味が限局する発達障害や、双極性障害の躁(そう)状態によって行動の抑制力を失っていた」として無罪を訴えた。 元少女は高校2年生だった2012年5~7月、中学時代の同級生女性(21)と、高校の同級生男性(21)の飲み物にタリウムを混入して飲ませ、殺害しようとしたとされる。また、名古屋大1年生だった14年12月には森さんを殺害し、6日後に帰省先の仙台市で民家に火を放って住人3人を殺害しようとしたとして起訴された。 検察側は「元少女は当時、少年法で刑事責任が軽くなる可能性を意識していた」と主張。「殺すつもり?」とすがる森さんを手おので殴ったことや、タリウムで男性に治療困難な視力障害を負わせた結果などを踏まえ、「死刑も考えられる」と指摘。ただし、タリウム事件当時は16歳で、「症状を観察したい」という動機の形成に発達障害が影響した点も考慮し、極刑の求刑は回避した。 対する弁護側は「各犯行は異常な精神状態で起こされ、被告の自由な意思に基づくものではなかった。検察は障害を矮小(わいしょう)化している」と反論。刑務所への収容ではなく、長期間の専門的治療の必要性を訴えた。 元少女は最後に証言台でこう述べた。「まだ心から反省し謝罪する段階に至っていないが、自分がやったことの大きさは実感している」「こういう事件は二度と起こしたくない。人を殺さない自分になれるのか不安はあるが、反省や謝罪、償いをいろんな人の力を借りながら、一生かけて考えていきたい」。淡々としたこれまでの供述と異なり、声は少し震えていた。 判決は24日に言い渡される予定。 ◇ ■元少女の事件の経緯 ※事件概要は検察側の主張に基づく <2012年5~7月> 16歳の高校2年生だった当時、高校の同級生男性(21)と中学の同級生女性(21)にそれぞれ、硫酸タリウムの入った飲料水を飲ませた=① < 14年8月30日> 19歳の大学1年生だった当時、自作した火炎瓶の熱で、仙台市の女性宅の窓を割った=② < 12月7日> 名古屋市のアパートで森外茂子さん(当時77)を殺害=③ < 13日> ②と同じ住宅に放火した=④ < 15年1月27日> 森さんの遺体を発見。③について殺人容疑で元少女を逮捕 < 5月15日> ①について殺人未遂容疑で逮捕 < 6月5日> ④について殺人未遂と現住建造物等放火容疑(起訴時に放火未遂罪に変更)で逮捕 < 11日> ②について器物損壊と火炎瓶処罰法違反の容疑で追送検 < 7月3日> 名古屋家裁が鑑定留置を決定 < 9月29日> 家裁が検察官送致(逆送)を決定 < 10月8日> 名古屋地検が①~④の事件(7罪)で起訴
|
||
打印本文 关闭窗口 |