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細る三セク鉄道、でも走る 「生活の足」採算との葛藤

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/4/11 12:06:02 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

写真・図版


くま川鉄道の観光客向けの内装を施した観光列車「田園シンフォニー」の客室内=熊本県人吉市


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30年前の国鉄の分割・民営化に伴って、九州には第三セクターの鉄道事業者6社が発足した。高千穂鉄道(宮崎県)は廃止されたが、5事業者は今も列車を走らせる。ぎりぎりの経営努力はしているものの、民営化の「影」の部分ともいえる赤字路線を引き継いだだけに、採算は苦しい。


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■駅間は「全国最短」


長崎県佐世保市。中心部の中佐世保駅から1両編成の車両に乗ると、出発直後に「まもなく佐世保中央駅」と車内放送が流れる。約30秒強でホームに着く。その間200メートル。駅間としては「日本最短」という。


松浦鉄道は1988年4月、旧国鉄の松浦線(佐世保市―佐賀県有田町)を引き継いだ。自治体以外に、6割を地元企業や個人が出資する。「レールのバス化」を掲げて、利便性を追求してきた。発足後、沿線の高校近くなどへ新設した駅は25カ所に上る。


佐世保中央駅もその一つ。毎日駅を利用するパート女性(61)は、「繁華街での買い物帰りに便利」と話す。年間乗客数は88年度の約290万人から96年度には1・5倍になった。営業損益で93年度には初の黒字を達成できた。


ただ、人口減や自家用車の普及で乗客はじりじりと減少し、今は290万人程度だ。01年度からは再び営業赤字に陥り、15年度も自治体の補助金で純利益だけはわずかに黒字。


沿線の学校行事に応じて臨時列車を走らせるなどしながら、飲み会会場として使える「レンタル列車」や、夏場の「ビール列車」も始めた。井上弘秀常務は「営業も強化して300万人は維持したい」という。


ただ、「生活の足」である三セ…






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