プロ野球のロッテが、恒例の交流戦の「挑発ポスター」を今年も作った。９度目の今回は、４コマ漫画で対戦６球団ごとに異なる漫画家による描き下ろし。だが、現在ロッテはパ・リーグ最下位。「挑発している場合か！」と怒られそうだが、昨季は２位に入った交流戦で巻き返しを狙う。

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作風は青春ヤンキー漫画や少女漫画、冒険ファンタジー漫画、ギャグ漫画などさまざま。「子供から大人まで広く気軽に見てもらえる」と言うのがロッテ側の思惑。開幕戦の３０日に合わせ、本拠ＺＯＺＯマリンスタジアム内外や千葉県内の商業施設などに全７種類、計約７千枚を貼りまくった。

最初に対戦する阪神には青春ヤンキー漫画風。ロッテが４勝０敗で圧倒した２００５年の日本シリーズを思い起こさせる内容で「忘れタイガー忘れられない“トラ”ウマの４連敗！！！！」とカモメのキャラクターが、虎のキャラクターにパンチを入れている。

広島へはにわかファンの急増を皮肉り、ヤクルトは山田哲人のトリプル３をもじって「トラブル３」と、暴走キャラのつば九郎などを絡めたもの。今季、大型補強でシーズンに入った巨人には、巨額のお買い物という挑発内容に仕上げた。

シーズンが開幕して、ロッテには明るい話題が少ない。３７試合目で自力優勝の可能性が消滅、６年ぶりの借金２０などなど……。でも５月２６日にはチーム打率もようやく２割に戻るなど、少しずつだが上向きの兆しは出てきている。交流戦では「挑発しなければ良かった」というふうにはならないような戦いを、期待してます！（大坂尚子）