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過疎の果て、議会は限界 「町村総会」検討始めた村も

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/6/2 11:14:38 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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高知県大川村は、山あいに集落が点在する


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高知県大川村で5月下旬、議会を廃止し、有権者が参加して意思決定する「町村総会」の設置の検討が始まった。村は人口流出と高齢化にさらされ、議員の担い手不足に陥った。人口減が進む日本で、村の議論は今後の地方自治に影響を与えそうだ。


「村は守っていく。心配せんでええ」。四国山地の山並みに囲まれた大川村。5月3日の村の祭りで和田知士(かずひと)村長(57)が力説すると大きな拍手が湧いた。


1950年代、村には4千人前後が暮らしていたが、いまは400人余り。65歳以上が4割あまりを占め、村の推計では、2030年に人口が300人を下回る。「いつか村もなくなるのでは」。総会の話が持ち上がり、心配が広がっていた。


村は、16の集落が山肌に張り付くように点在する。山中久子さん(82)はわずか4人の集落で暮らす。商店がある村中心部まで車で30分ほど。歩く時は両手で杖をつく。選挙の時は隣の集落の投票所まで必ず足を運んできたが、総会に参加する自信はない。「年寄りは足が悪かったりしてよう行かん」


村はかつて鉱山で栄えたが、72年に閉山。75年には吉野川に早明浦(さめうら)ダムが完成し、村中心部の集落が水没した。03年には近隣の町との合併協議会設置を問う住民投票があり、大川村は賛成多数だったが、隣町で反対が上回り実現しなかった。


人口減少は進み、議会も「限界」に直面した。ある村議は「なんとかなるろうとここまできて、なんともならなくなってきた」。


村議会の定数は83年まで12…






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