打印本文 关闭窗口 |
||
配信限定でも「映画」か ポン・ジュノ×是枝裕和が語る |
||
| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/7/6 21:26:41 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
|
|
||
「オクジャ」から。ティルダ・スウィントン(左)とアン・ソヒョン
ポン・ジュノ監督=飯塚悟撮影
是枝裕和監督=飯塚悟撮影
「オクジャ」
カンヌ国際映画祭の公式会見でも、配信についての質問が相次いだ。左からアン・ソヒョン、ポン・ジュノ監督、ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール 韓国のポン・ジュノ監督の新作映画「オクジャ」が、映画館での上映ではなく、映像をインターネットで配信する「ネットフリックス」で公開されている。今年のカンヌ国際映画祭に出品され、果たしてこれは映画と言えるのかという論争を巻き起こした。来日したポン監督と日本の是枝裕和監督が、日韓の映画作りの現状やカンヌでの論争などについて語り合った。 ■思い切った作品、大手では撮れぬ ポン・ジュノ 是枝 「オクジャ/okja」を大変面白く見ました。現代文明への批評性を持つ一方で、どこかおとぎ話のようなおおらかさがあります。この映画を一体どこから発想したのですか。 ポン ある動物の顔をふと思いついたことから始まりました。図体(ずうたい)はでかいけれど、悲しい顔をしていました。何が彼女を苦しめているのか。そう、この動物は女性です。そしてなぜこんなに大きいのか。異様な大きさの動植物は品種改良である場合が多い。そこで資本主義下の食品産業に関する物語が浮かびました。 ――主人公の少女ミジャ(アン・ソヒョン)は韓国の山奥で祖父と暮らしている。彼女は豚のような巨大動物オクジャの世話をしていた。ある日、多国籍企業ミランド社がオクジャをニューヨークに連れていく。CEOのルーシー(ティルダ・スウィントン)は、オクジャを冷徹なビジネスに利用しようとしていた。 是枝 オクジャとミジャとが脚韻を踏んでいるのが心地よかったです。 ポン 是枝監督の「海街diary」も姉妹の物語でしたが、2人も姉妹のような関係にしたかった。だから名前の文字を一つ、同じにしたんです。日本語で言えば、オクジャは珠子、ミジャは美子という意味です。(日本語で)「タマコ!」「ヨシコ!」という感じ(笑)。ミジャという名前は彼女の祖父が付けたという設定です。だから少し古くさい響きがあります。 是枝 あのおじいちゃんが良かったねえ。ポン監督の映画の常連ですよね。 ポン 是枝監督にとっての樹木希林さんのような存在です。「グエムル 漢江の怪物」以来なので、10年ぶりに出てもらいました。「70歳を過ぎて初めてカンヌ国際映画祭に行けた。枯れ木に花が咲いた」と、とても喜んでくれました。 是枝 親孝行が出来ましたね(笑)。 ポン そう。映画的な親孝行ですね。ところで、樹木さんはお元気ですか。
|
||
打印本文 关闭窗口 |