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遺族の問いに男はうめくだけだった やまゆり園事件1年

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/7/23 6:14:43 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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植松被告から朝日新聞記者に届いた手紙


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室内に入ってきたその男は、拍子抜けするほど「普通の子」だった。


「十九の御霊よ安らかに」やまゆり園殺傷事件で追悼集会


特集:相模原の殺傷事件


小柄な体をくの字に折り曲げて頭を下げると、緊張した様子ながら、はっきりとした声で言った。


「このたびは申し訳ありませんでした」


相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で昨年7月26日、入所者19人が殺害され、職員3人を含む27人が負傷した。この事件で命を落とした女性(当時60)の弟(58)は今年6月中旬、横浜拘置支所(横浜市港南区)の面会室で、施設の元職員、植松聖(さとし)被告(27)と向かい合っていた。


沈黙が続くなか、切り出した。


「本当に謝罪をしたいなら何か言葉が出てくるはずでしょ。ごめんなさいと言って終わりだったら、そんなの謝罪じゃないよ」


押し黙る植松被告に続けた。


「姉は薬をのんで静かに寝ていたんだよ。職員さんにもほとんど迷惑をかけていないのに、それでも姉が憎かったの?」


「いえ。憎くありません」


「それでも殺したんだね」


質問を重ねても、植松被告は低くうめくだけだった。


2月に殺人罪などで起訴された…






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