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ドライヤー、5分当てても大丈夫 溶けないアイスの秘密

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/7/30 15:34:46 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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粘りけのあるイチゴ味の液体を、従業員が手際よく手作業で型に流し込む。冷凍庫で冷やすと「溶けないアイス」になる=金沢市


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溶けないうちに――。棒つきアイスを買っては、ちょっとだけあせりながらも味わう季節になった。と、思っていたら、「溶けないアイス」があるという。本当に溶けないのか。なぜ溶けないのか。半信半疑ながら、販売店がある金沢へ向かった。


時間をめぐる物語「時紀行」


【動画】(時紀行:時の余話)食感ふんわり、ひんやり感もキープ


■時紀行


「え! 溶けない!? 不思議なアイス」


金沢市の古い街並みが残る「ひがし茶屋街」の入り口。そんなキャッチコピーで紹介された抹茶アイスの写真に誘(いざな)われ、観光客が店の中へと入っていく。その名を「金座和(かなざわ)アイス」というらしい。


この日の気温は28度。本当に溶けないか確かめようと、日なたへ出てじっと眺める人たちがいた。5分後。「見た目は変わらないよ」と千葉県から来た女性(30)。隣の男性(40)も「普通ならポタポタ垂れそうなのに」と驚きながら、店に戻ってぱくり。「ふんわりしたアイスの味だわ」


製造するのは、同市の食品開発会社「バイオセラピー開発研究センター」。4月に販売を始め、金沢、大阪、東京で3店舗を展開。「ドライヤーで温めてもなかなか溶けません」。豊田剛史社長(40)に言われ、「実験」してみた。


冷房が利いた室内。市販のバニラのアイスにドライヤーの熱風を当てると、すぐに周りから溶け始めた。が、金座和アイスは5分経ってもほぼ原形をとどめている。食べると、ひんやり。


寒天や食品添加物で固めているわけではない。「溶けにくさの秘密は材料。それに気づけたのは偶然ですが」と豊田社長。きっかけは、あるクレームだった。






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