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「夢」と口止めされた「極秘面会」 両陛下は明かした

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/8/4 20:16:47 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

写真・図版


水俣病慰霊の碑に花束を手向ける天皇、皇后両陛下=2013年10月27日、熊本県水俣市のエコパーク水俣、代表撮影



■てんでんこ 皇室と震災・第2部22


熊本県環境センターは熊本県水俣市の水俣湾のすぐ上の丘にある。2013年10月27日正午ごろに水俣市入りした天皇、皇后両陛下は、チッソ水俣工場から排出された水俣湾の水銀ヘドロを埋め立てた跡地を公園とした「エコパーク水俣」に立つ「水俣病慰霊の碑」で供花。近くの環境センターで昼食をとり、休憩することになっていた。


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午後2時ごろ、車いすに乗った胎児性水俣病患者の加賀田清子(かがたきよこ)さん(61)と金子雄二(かねこゆうじ)さん(61)の2人を連れて、患者らが通う施設「ほっとはうす」の加藤(かとう)タケ子施設長(66)が環境センター応接室に入ると、両陛下が2人だけで待っていた。


皇后さまが「これまでご苦労されましたね。15年たつんですね。杉本栄子(すぎもとえいこ)さんとご苦労されてこられたんですね」と、水俣病患者の杉本さん(08年死去)と「ほっとはうす」を発足させて15年になることに言及した。


施設で作っている押し花について、加藤さんが「水俣は豊かな自然があり、職員がつんできた野花を押し花にするんです」と説明した。加賀田さんが「どうぞ」と押し花のしおりを差し出し、金子さんは押し花つきの自分の名刺を出した。皇后さまは「丁寧なお仕事なのね。いただいていいんですね」とハンドバッグから懐紙(かいし)を取り出し、名刺やしおりを包んで、しまい込んだ。


15分と言われた面会は20分…


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