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重力波観測、日本人元研究員に「君の仕事はエレガント」 |
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| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/10/4 11:14:48 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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ノーベル物理学賞を受賞するマサチューセッツ工科大学のレイナ-・ワイス名誉教授 ■重力波の観測でノーベル賞を受賞するレイナ-・ワイスさん(85) レーザーと反射鏡を用いた装置の試作と改良に半生を捧げ、米国のレーザー干渉計重力波天文台(LIGO〈ライゴ〉)の基礎を築き、アインシュタインが予言した重力波の観測を成功に導いた。 1932年、ベルリン生まれ。6歳の時、ヒトラーによる迫害から逃れるため、ユダヤ人の親と隣国チェコスロバキアに渡った。 山間のホテルに泊まったとき、フロントのラジオが、ナチスと対立する英国のチェンバレン首相の演説を流していた。戦争回避のため、チェコの一部をドイツに割譲することを認めるという。青ざめる両親をよそに、木製の大きなラジオの中の真空管に目が釘付けになった。「生まれて初めて見るピカピカの部品が並んでいた」 追われるように両親とニューヨークへ。終戦後、戦地から回収され、分解された兵器の電子部品を使って、ラジオ修理の商売を始める。13歳のときだ。 そんな無類のメカ好きが研究に生きた。重力波というと難解なイメージだが、「観測できたのは、モノ作りが大好きな人間たちがチームに集まったから」。 日本にも思い入れがある。28年ほど前、博士研究員として日本から単身、チームに飛び込んだ川村静児さん(現・東大宇宙線研究所教授)を「君の仕事はいつもエレガント」と励まし続けた。川村さんはLIGOの性能を1千倍以上に引き上げる成果を出し、プロジェクトに大型予算がつくきっかけを作った。「彼はLIGOの重要人物」と、いまも最大の賛辞を送る。 ノーベル賞の話題は苦手だ。功罪あるから。「研究者に無用の競争を強いている。研究の原点は協力と、科学を楽しむ心」。そう信じている。(嘉幡久敬)
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