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陛下を待つ、復興の花 噴火で一時避難の口永良部島民ら

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2017/11/16 12:12:26 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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帰島後、再開した民宿の前に立つ貴舩森さんと妻の恭子さん=2日、鹿児島県屋久島町の口永良部島、島崎周撮影


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天皇、皇后両陛下が16日、鹿児島県の屋久島を訪れ、2015年の爆発的噴火で一時全島避難を強いられた口永良部(くちのえらぶ)島の住民と懇談する。火山ガスで枯れた花木を再び植え復興に取り組む住民たちは、両陛下の来訪を心待ちにしている。


皇室とっておき


ハイビスカスやエラブツツジ、アジサイ、オリーブ……。島中心部・本村(ほんむら)地区長の貴舩(きぶね)森さん(45)が営む民宿の庭には約20種類の花や木が植えられている。


幼い頃から土いじりが好きで、将来、自分の住む所は「花でいっぱいに」という夢があった。大阪や東京で働いた後、26歳で島に戻った。妻の恭子さん(44)と始めた民宿の庭に、たくさんの花木を植えた。


暮らしが一変したのは15年5月29日。草刈りをしていると、新岳から黒い煙が上がった。島にいた137人は全員、屋久島に避難した。全島避難は同年末に解除されたが、貴舩さんの地区は翌年6月まで待たなければならなかった。1年ぶりに暮らせるようになった家や民宿はカビが生え、草は伸び放題。大切に育てた花木は火山ガスで枯れたり、シカに食べられたりしていた。


花木の再生には時間がかかった…






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