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汚れたトイレ、実家の異変 告知受けた父に笑顔が戻った

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2018/2/19 18:45:56 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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3月下旬、膵臓がんを告知された直後の父(左)。十数年前から腰痛を訴え、この2年ほどはほとんど歩こうとしなかったが、入院後はリハビリを嫌がらず、見舞った私の夫と笑顔で歩行練習に励んだ=都内の大学病院で


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大学病院の外来を受診し、リハビリを受ける父(右)。「キンさん」と慕った理学療法士の金川潤也さんは施術中、いつも父に語りかけ、体のどこかに触れていた=2017年3月、都内で


もうすぐ父が死んでしまうので:2(マンスリーコラム)


「えっ?」


久しぶりに実家の2階に上がって、私は仰天した。


「腰が痛い」訴えた父、突然の告知 母の入院きっかけに


マンスリーコラム


何げなくのぞいた父の和室に、数え切れないほどのコンビニ袋が散らばっている。どの袋にも読み終わった夕刊紙や週刊誌が2、3部ずつ押し込まれ、畳を覆っていた。その1年ほど前、「お父さんに『片付けるなっ』ってすごく怒られる」と母から訴えられたことを思い出した。


ふと、父の部屋の隣のトイレが気になった。長らく頻尿に悩まされる父が夜中に何度も起き、ここで用を足すことは知っていた。


カチャッ。


ドアを開けた途端、思わず後ずさりした。便器は昔の公衆便所並みに激しく汚れ、強烈な異臭を放っている。しばらく掃除していないのは一目瞭然。


「な、なんで?」


私はぼうぜんとしながら、ドアを閉めた。


これは、ちょうど1年前の20…







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