打印本文 关闭窗口 |
||
ハーバード出、何の技も披露しないハーフパイプ選手の謎 |
||
| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2018/2/24 9:39:16 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
|
|
||
競技に挑むエリザベス・スウェイニー=AP エリザベス・スウェイニー(スキー女子ハーフパイプ) ためらいはあった。この欄で果たして取り上げる価値があるのか。一流のアスリートが競い合う五輪の夢舞台を汚していないか。 しかし、彼女が平昌の雪面に残した奇異な爪痕は、SNSの拡散力で、瞬く間に世界を駆けめぐった。 フリースタイルスキー女子ハーフパイプに出場したエリザベス・スウェイニー、33歳。19日の予選で24人中、最下位に終わった。 当然だ。ほかの選手が半円筒状のコースで空中に飛び出し、その高さや回転技を競う中、彼女はほとんど何の技も披露しなかった。おそらく、出来なかった。スキー歴8年。高さ約7メートルとビルの2階ほどの雪の壁を滑り上がり、空中に飛び出すなんて、ある程度のスキー経験者でも恐怖だ。 そもそも、彼女はなぜ、出場権を得られたのか。 前回のソチ大会から採用されたこの種目は選手層が薄い。W杯で30位以内などの基準(1カ国・地域最大4枠)を満たせば、五輪に出られる。彼女は今季、中国の大会で13位に入った。出場選手は、わずか15人。 しかし、出身国の米国は選手層が厚く、夢はかなわない。母方の祖父母がハンガリー移民だったことから、ハンガリー代表の座を射止めた。母が育ったベネズエラの代表の経歴もある。そり競技のスケルトンで五輪をめざした経験も。 米ハーバード大の修士号を持つ彼女は、なぜ五輪に執着するのか? 詳細は判然としない。米ヤフーの取材に「私の人生は五輪サイクルで回っている」と語る。遠征費を稼ぐのに1日18~20時間も働いたこともある。必死なのは確かだ。 ルールの「抜け穴」を使って五輪に出るなんて、倫理的におかしい。そう批判されても、初志貫徹で「オリンピアン」の称号を手にした。少なくとも、自分の人生の傍観者ではない。(稲垣康介)
|
||
打印本文 关闭窗口 |