大阪府議会で、橋下徹氏ら歴代の府知事や大阪市長の参考人招致の是非が議論になっている。大阪府と大阪市の「二重行政」の有無をめぐる大阪維新の会と自民党の対立が背景にある。

維新府議団は５日、橋下氏ら歴代知事、大阪市長の参考人招致を議長に申し入れる方針を決めた。今秋の住民投票実施をめざす大阪都構想をめぐり、二重行政の弊害があったのかどうか説明を求めるという。

維新は同日の府議会運営委員会理事会で、参考人招致を求める方針を他会派に説明。参考人は橋下氏のほか、元大阪市長の平松邦夫氏、元知事で現参院議員の太田房江氏らを想定している。ただ、都構想に反対する自民や公明党は参考人招致に否定的で、実現できるかは不透明だ。橋下氏はツイッターで「呼ばれれば行きますよ」と投稿した。

発端は、２月２８日の府議会代…