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智弁和歌山のバッテリーを密着指導 元阪神の中谷コーチ

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2018/4/5 8:59:10 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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智弁和歌山の中谷仁コーチは、練習にも時折笑顔で選手とコミュニケーションを取る=2018年4月2日、兵庫県西宮市


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(4日、選抜高校野球・決勝 大阪桐蔭5―2智弁和歌山)


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第90回選抜大会で惜しくも準優勝に終わった智弁和歌山だが、一時の低迷からの復活を印象づけた。そのバッテリーの成長を促しているのが、同校の捕手として1997年夏の全国選手権を制し、プロ野球阪神、楽天などでプレーした中谷仁コーチ(38)だ。現役時代は2軍生活が長かったが、堅実な守備や気配りなどで投手陣の信頼が厚い捕手だった。


今大会もノッカーとして試合前の練習でグラウンドに入り、試合中はスタンドから厳しくも温かい目で見守っていた。


「捕手とは投手を輝かせる役目だ」。中谷コーチは、普段から2年生正捕手の東妻純平に説いている。東妻は「抑えれば投手のおかげ、打たれれば捕手の責任だと思っています」とコーチの思いをくみ取る。試合が終われば、配球などについて2人で反省会を繰り返している。


厳しいだけのコーチではない。背中も押してくれる。東妻は「試合になれば戦う相手はベンチじゃない。打者と戦え。お前が一番に打者の近くにいて様子が見えるんだから、やりたいようにやれと言われています」と話した。


大阪桐蔭との決勝。マスクをかぶった東妻は、序盤の3回を無失点に抑えた。自身の2点適時打で先行した四回の守備では、無死満塁のピンチを迎え、失策絡みで失点したが、同点で踏みとどまった。「バッテリーが崩れてはダメなので、気持ちを切り替えてリードした」。準々決勝、準決勝の乱打戦とは違い、粘りを見せた。しかし、終盤で突き放された。


試合後、中谷コーチは大阪桐蔭との差について語った。「向こうの方が重圧があったと思う。こっちは(挑戦者なので)ノンプレッシャーですよ。でも、桐蔭はチャンスをものにする力がある」。さらに続ける。「力の差、なんですかねえ……。向こうは全国から選手が集まる。いわば中学野球のオールスター。高いレベルのチーム内で競争がある。うちは(部員が少なく)ポジションが与えられているところがあるので、そこで競り負ける部分があるのかなあ」


ただ、大阪桐蔭とロースコアの試合をしたことで手応えも感じた。「優勝できないのは捕手が悪い。(楽天時代の恩師)野村(克也)さんじゃないですけど。何かが足りないんだと、帰って東妻と話したいと思います」。選手に寄り添い、夏へ向けてもう歩き出した。(坂名信行)






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