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決勝9回2死から猛追、「勝った雰囲気で終える」幸せ

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数11 更新时间:2018/6/7 18:59:30 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

(2009年決勝 日本文理9―10中京大中京)


快音を残した強烈な打球が目の前で三塁手のグラブに収まった。九回2死から5点を奪い、1点差と迫る猛烈な追い上げに終止符が打たれた瞬間だった。


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中京大中京との決勝に敗れ、笑顔で応援スタンドに向かう日本文理の選手たち=2009年8月24日



三塁走者の日本文理(新潟)のエース・伊藤直輝には、不思議と悲しさや悔しさはなかった。「終わらないで欲しかった。もっと楽しみたかった」との思いが上回った。


2009年夏の第91回大会決勝。相手の中京大中京(愛知)はそれまで全国制覇6度で、日本文理は新潟県勢初の決勝進出だった。戦前の予想は当然、中京大中京有利。実際、九回2死まではそんな展開だった。


伊藤は淡々と振り返る。「よく打たれた」。前日の準決勝、県岐阜商戦で129球を投げた疲れが出ていた。


一回、乗せてはいけない相手エースで4番の堂林翔太(現広島)に、抜けたスライダーを右中間に運ばれる2点本塁打を浴びた。同点に追い付いた後の六回にまた乱れた。制球が定まらず四死球計三つを与え、再び堂林に2点適時打を打たれるなど5長短打で6失点。


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決勝の中京大中京戦で力投する日本文理の投手伊藤直輝=2009年8月24日



4―10で迎えた九回表。対する中京大中京は2年生の森本隼平にマウンドを譲っていた堂林が再登板。エースで優勝を決める。そんな相手に気おされるように二者が倒れた。


6球で追い詰められたところで、伊藤はベンチを出てキャッチボールを始めた。「まだ続きがある」と周囲を鼓舞するための習慣だ。1球ごとにキャッチボールの手を休めて試合の行方を見守ったが、どこかで「これで終わりなのかな」と思った。1番切手孝太が四球で出塁しても思いは変わらなかった。


続く2番高橋隼之介が2ストライク1ボールと追い込まれたところで、切手が二盗。ムードメーカーの失敗を恐れぬ姿に「みんな諦めてないな」と感じた。気持ちが高ぶり始めた。高橋の左中間二塁打で切手が生還。スイッチが入った。「試合に入り込めた。まだまだ終わらない」と伊藤。攻撃は続くという思いが確信に変わった。


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高校時代を振り返る伊藤直輝



自らの打順は6番だ。打席への準備のためにベンチへ。クーラーの冷風を直接浴びられる後列が指定席だった。選手全員がグラウンドへ向かっていた。「声が出ていた。『行けるぞ』ではなく、『行くんだ』」


3番武石光司の右翼線三塁打でもう1点を奪い、4点差に。さらに死球で一、三塁となったところで相手投手の堂林が右翼へ退き、再び森本がマウンドへ登った。続く5番高橋義人もフルカウント。次打者席で4万7千人のスタンドから自らの名を呼ぶ「伊藤」コールがわき上がるのが聞こえた。ファウル2本。さらに声援が大きくなった。四球を選んで満塁。


本塁打なら同点という場面で打席に立つ、当時の感情を伊藤は今でもうまく表現できない。「興奮でもないし、うれしさとかそういうのでもないし。例えるなら第三者が球場を上から見ている感じ」と答えた。


打席に向かいながら一気に静寂になった。「あれがみんなのいう『ゾーン』(究極の集中状態)か、わからないですけど」


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日本文理―中京大中京 九回表日本文理2死一、三塁、若林(左)が三直に倒れ試合終了、優勝を決め喜ぶ中京大中京の選手たち=2009年8月24日



ボールが2球。相手からすれば押し出しは避けたいところ。森本と磯村嘉孝(現広島)の2年生バッテリーの顔に明らかに焦りが出ているのもわかった。そして読めた。「変化球でストライクを取れていなかった。森本は直球に自信がある。強い球で来る」


3球目。真ん中低めの直球を思い切りたたいた。弾んだ球が三遊間を抜けた。二者が生還した。これで2点差だ。普段は冷静沈着なタイプ。自分は覚えていないが、一塁上で強く拳を握りしめ、雄たけびを上げる映像を後に見た。「うれしかったんですよ。今まで、甲子園でしたことなかったんですけど」


続く代打石塚雅俊も左前に運んでもう1点。一、三塁となり、打者一巡して8番若林尚希の打球は三塁正面に飛び、日本一の夢は途絶えた。しかし笑顔で終えられた。「勝ったわけでもないのに、勝った雰囲気で終われる」。心から幸せだと思えた。


県北部、人口約6千人の関川村から日本一を目指して入学した。ストイックで自分を曲げない。「何かを変えたかった」。2年秋の新チームからは練習後、部で使うトイレの掃除を自らに課した。便器に手を突っ込んでスポンジで磨く。「結果とは直結させたくはないが、人が嫌がることをあえてやる。それをやりきる。そのことが自信につながる。自分が納得ができるんです」


東北福祉大を経て現在は社会人のヤマハでプレーする。「どうしても高校の自分と比較されることが多いんですよね。(甲子園で)準優勝した伊藤、とみられる。結果が出ないと、終わったな、とそう見られることが多い」。ただ「それが力になっている。まだまだ成長しないとな、と思わせてくれる」


経験を奮起の材料にして、社会人の最高峰・都市対抗での優勝を目指す。(有田憲一)



いとう・なおき 1991年生まれ。新潟県関川村出身。捕手だった若林尚希とは小学校4年から高校までバッテリーを組んだ。東北福祉大から進んだ社会人野球のヤマハでは2016年に日本選手権優勝を経験。




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