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本田圭佑の兄、代理人として ミラン幹部に「10番を」 |
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| 作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2018/6/22 10:11:26 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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本田弘幸さん=2018年5月24日、東京都品川区、山本裕之撮影 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の初戦、本田圭佑(32)はコーナーキックで勝ち越し点を演出した。3度目のW杯。「世界一を目指す」と公言し、輝かしいキャリアを築き上げてきた。それを代理人として支えたのは、兄の弘幸さん(34)だった。 【特集】2018ワールドカップ 2018ワールドカップの試合日程 日本代表のニュースや試合日程 コロンビア戦で、本田の出番は後半25分にやってきた。香川真司(29)に代わってピッチに入り、歴史的な勝利に貢献。試合後「ここからようやくW杯が始まる。この勝利で、いい意味で冷静に調子に乗れればなと思う」と語った。 4年前の1月。スーツ姿の本田は世界の注目を集めていた。イタリア1部リーグ、セリエAで18度の優勝を誇る名門・ACミランへの移籍会見。200人以上の報道陣を前に、本田は英語で記者の質問に答えた。 「夢が実現しました。12歳の時、『いつかセリエAで背番号10をつける』と作文に書いていたから」 会見場の脇には、弟の雄姿をそっと見守る兄の姿があった。この移籍は兄、弘幸さんの存在なくしてはなし得なかった。 その1年以上前、弘幸さんは1人、イタリア・ミラノにいた。目の前に立つ建物は、通称「ミラネッロ」。ACミランの練習場兼クラブハウスだ。周りにはファンやマスコミが集まり、選手らの出入りに目を光らせる。 弘幸さんは迷わず、その中を進んだ。「ジャポネーゼ、何してるんだ」。いぶかしがる守衛にこう言った。「移籍交渉に来た」 10分ほどの押し問答。その末に現れたのは、ACミランで強化を担うスポーツディレクター、ブライダ氏だった。カウンターでエスプレッソを飲み干すと、奥に通された。「何をしに来たんだ」 交渉は難航した。当時、ACミランには各国代表クラスのFWが7人。「圭佑は中盤の選手。ボランチでもいい」。毎月のようにブライダ氏の元へ通った。 「背番号10にしてくれ」 部屋に通されないこともあった。状況を打開するため、弘幸さんは狙いを変えた。現地のベテラン代理人と親交を持ち、ガリアーニ副会長に近づいた。ベルルスコーニ名誉会長(元イタリア首相)の右腕として、長くクラブを支えてきた大物だ。この面会を機に、交渉は前に進み始めた。 ある日、弘幸さんはガリアーニ副会長に言った。 「背番号10にしてくれ」 「ミランの10番。その意味はわかってるのか?」 「わかっている」 これが、本田がACミランの1…
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