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芥川賞「うれしいっちゃうれしい」 受賞の高橋弘希さん

作者:佚名 文章来源:asahi.com 点击数 更新时间:2018/7/19 6:10:40 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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「送り火」で芥川賞を受賞した高橋弘希さん=2018年7月18日午後8時41分、東京都千代田区の帝国ホテル、松本俊撮影


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芥川賞・高橋弘希さんの会見一問一答


――今の気持ちを。


気持ちですか? 気持ちは、とりあえず会見やらないとダメと言われたので、引っ張り出されたので、とりあえず頑張っていこうかなと。


第159回芥川賞に高橋弘希さん、直木賞は島本理生さん


悲願18年「ママ1等賞になったよ」 直木賞の島本さん


――作中に、シンバルに似たチャッパという、あまりなじみのない楽器が出てきます。思い入れは?


近所のお祭りで使っているのを見たことがあるので、使った。割と変な音がするんでいいかなと。


――4回目の候補入り。どんな心境だった?


期待は特にしてないですが、普通に待ってました。担当の編集の人といました。


――自身が受賞する期待は?


どうなるかわかんないですからね。どうかねえと。


――自信は?


読んだ人がどう思うかはわかんないんで。作品は、まあいいんじゃないかと思うんですがね。


――受賞の決定の講評の中に、高橋さんの小説が非常に読みにくいという言葉がありました。


読みにくくはないと思う。だいぶん読みやすいと思う。


――「指の骨」から言われていたが、描写がすごく魅力的だと。今回も少年たちの動きのなか、稲、セミなど意識していたのか?


別に意識はしていないですけど、舞台が田舎なんで。場所がどういう感じかは書かないとわかんないんで、自然とそうなった。


――客観的な自然描写のなかに登場人物の心境を込める?


まあ何ですかね。描写は作品内では意味はあると思うんで、象徴しているかどうかはわかんないですが、なるべく意味のある描写を心がけてはいる。


――先ほど「待ってる時は編集者と」と言っていたが、受賞が決まってからの心境は? ガッツポーズしたり?


どうだったかな。とりあえず「8時までには帝国ホテルに来い」と言われたので、うれしいっちゃうれしいけど、ガッツポーズはなかったかな。


――平熱のまま?


うれしいですよ。でも小説ってガッツポーズは出ないですよね。短距離走とかならあるでしょうが。


――昨年、野間新人賞。芥川賞も含めて、文学賞はどういう目安か。


評価されるということなんで、なにかしら受賞できればうれしいといえばうれしい。でも、賞が欲しくて書いている人はいないと思うんで。結果的にはよかった。


――描写の点で、傍観者的な描…






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