（２６日、高校野球西千葉大会決勝 中央学院６―２東京学館浦安）

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九回、遊ゴロ併殺をマウンド上で見届けると、中央学院の西村陸（３年）は両腕を思い切り突き上げた。６安打２失点で完投。背番号「１１」ながら、投手陣の中心として今大会全６試合に登板し、初優勝の立役者となった。

エースで４番の大谷拓海（３年）が５月下旬、頭に打球を受けて約１カ月間離脱。ここで西村が奮起した。初戦の２回戦で先発を任されたことがうれしくて、「自信を持って投げられるようになった」。この日も一回に失点したが、自慢のシンカーを巧みに操って投げきった。

「大谷のけがでみんな成長したし、一丸となった」と相馬幸樹。ピンチが選手たちを強くした。＝ＺＯＺＯマリン（吉永岳央）