サッカーＪ１のＶ（ウ゛ィ）・ファーレン長崎社長で、通販大手ジャパネットたかた創業者の高田明さんが、長崎市の田上富久市長と対談した。サッカーを通じて平和を発信するという。勝負を競うスポーツで、どのようにメッセージを発するのか。

ジャパネット創業の高田さん、核廃絶テーマに対談

「レアル・マドリードやバルセロナ、世界中にビッグチームはありますが、平和を語るのであれば、広島と長崎以上のチームはありません」

長崎市の長崎原爆資料館で７月２８日に開かれた国際シンポジウム「核兵器廃絶への道」で、おなじみの口調が会場に響いた。

高田さんは長崎県平戸市出身で昨年４月にＶ・ファーレン社長に就任。１年目でＪ１昇格を果たし、今年４月にはサンフレッチェ広島と「平和祈念マッチ」を戦った。夏場は折り鶴をあしらったユニホームを着用し、胸にはユニセフの公式マークも入れている。

「人間は戦争もサッカーも勝つか負けるかでやって来た。でも勝ち負けだけでなく、サッカーがもたらす夢は何かを考えた」

「愛と平和と一生懸命」を合言…