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岐阜の病院、相部屋に扇風機1台 家族「転院したい」

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2018/8/29 13:14:49 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」の入院患者が相次いで熱中症の疑いで死亡した問題で、5人目の死亡が問題発覚後だったにもかかわらず、病院は岐阜県警に通報していなかった。ほかの入院患者の家族からは、病院の管理体制に不安の声も出ている。


5人目の死亡確認、熱中症か 岐阜の病院、連絡なし


県警によると、5人目の死亡を把握したのは28日午後8時40分ごろ。亡くなった男性(84)の成年後見人が岐阜中署を訪れたことで発覚したという。同時刻、県警は病院へ家宅捜索に入っていた。


病院は、すでに明らかになっている4人の死亡についても県警などに通報していなかった。4人について県警が把握したのは、27日夜に県警本部に入った関係者からの電話だった。


病院では29日午前も、入院患者を心配して訪れる家族の姿があった。


母親(76)が入院中という岐阜県大垣市の男性(44)によると、病院からはエアコン故障についての連絡はなかったという。母親はエアコンが故障している3階に入っていたが、問題が発覚した28日に病院に電話したところ、「クーラーの利いた2階に移した」とだけ説明されたという。


「今まで面倒を見てくれてよかったと思っているが、連絡がなかったのが残念。転院の手続きをしたい」と不安そうな表情を浮かべた。


病院には、29日午前、冷風除湿機が入ったとみられる段ボール6箱ほどが運び込まれた。病院はエアコン故障後、扇風機9台を使っていると説明。立ち入り検査に入った市などによると、4、5人部屋に1台の割合で扇風機が置かれていたという。エアコンが故障した3階に妹が入院していたという男性によると、妹を含め2人が入院していた部屋には、扇風機1台が置かれていたという。


Y&M 藤掛第一病院の患者死亡をめぐる経緯


20日 病院3、4階のエアコンが故障。扇風機を設置


26日午後8時40分 女性(84)が死亡


27日午前3時5分 女性(85)が死亡


27日午前10時35分 男性(83)が死亡


27日午前11時37分 男性(84)が死亡


27日午後8時30分 関係者から岐阜県警に通報


28日昼 県警が4人の死亡を発表


28日午後 岐阜市が立ち入り検査


28日午後6時38分 男性(84)が死亡


28日午後7時55分 県警が殺人容疑で病院を家宅捜索


29日未明 県警が5人目の死亡を発表





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