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「本当に畜生という思い」 弟分の新井に阪神・金本監督

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2018/9/6 20:24:05 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

「僕が阪神の監督になってからの3年間は、『本当に畜生』という思いばかりでしたね」。阪神の金本知憲(ともあき)監督(50)はそんな表現で、かわいがってきた後輩をねぎらった。


新井の引退表明を受け、5日、マツダスタジアムでの試合前に取材に応じた。新井からはこの日朝、電話で正式な報告があった。


「本当に弟みたいな存在」だった。7年遅れて広島に入団してきた新井を鍛えあげ、慕われた。自らの後を追うように阪神に移籍してきた2008年4月には、自身が2千安打を達成した同じ試合で新井は1千本目の安打を放った。「変な巡り合わせを感じました」と懐かしんだ。


阪神の監督に就任したのが2016年。古巣に戻っていた新井はその年、25年ぶりのリーグ優勝を果たし、MVPに。翌年は甲子園での直接対決で2連覇を決められ、今季は3連覇が秒読み段階だ。


「カープに戻っていい場面で打つようになって、敵将となってからは悔しい思いばかりさせられたけど、心のなかではよく頑張っているなと思っていた」。晩年の勝負強い打撃を認めつつ、続けた。「常にベンチで若い選手がやりやすい雰囲気をつくり、この年になっても全力疾走を続けていた。残した数字以上に、そういう彼の姿勢がいまのカープを強くした。彼の明るさ、キャラクターがいまのカープの強さの根底にあるんじゃないかと僕は思う」


親しさのゆえだろう。からかったり、いじったりばかりで、めったにほめることのなかった「弟」へ。これ以上ない賛辞を贈った。(竹田竜世)





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