（２５日、プロ野球 西武４－３楽天）

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西武は九回、秋山の逆転満塁本塁打で今季初の１０連勝。優勝へのマジックを５にした。楽天は４連敗で、今季最多の負け越し２３に。

起死回生の一発

西武の秋山が起死回生の一発を放った。０―２で迎えた九回１死満塁。右腕森原の３球目、高めの直球をたたいて左中間席への逆転満塁本塁打にした。プロ８年目で初のグランドスラムに「思い切っていこうと思った。入って良かった」と喜んだ。

２球目は、低めの直球を強振して空振りしていた。それでも「もう一度空振りでもしょうがない。タイミングだけ取って、前に飛ばす」。割り切りが最高の形になった。

２位ソフトバンクも勝ち、６ゲーム差のまま２７日から本拠で直接対決を迎える。３連勝すれば１０年ぶりの優勝が決まるが、チームを引っ張る１番打者は「そんなに簡単じゃない。まずは目の前の試合に集中する」と気を引き締めた。