サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が在トルコのサウジ総領事館で死亡した事件で、トルコのエルドアン大統領が２３日、捜査結果を公表する。計画的な殺人なのか、偶発的な死なのか――。遺体の行方やサウジのムハンマド皇太子の関与の有無が明かされるかも焦点だ。

サウジ説明にトランプ氏「満足していない」 発言を修正

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「事件の全容が明らかになるだろう」。エルドアン氏は捜査結果を２３日に説明する方針を明らかにしている。２１日にはサウジと同盟関係の米国のトランプ大統領と電話会談し、事件のすべてが明らかにされる必要性を確認したという。

事件について、サウジ政府は２０日、国営通信を通じ、カショギ氏が総領事館内にいた人物と口論になり、けんかの末に死亡したことを認めた。同通信は、事件の偶発性を強調する一方、ムハンマド皇太子ら王室には言及しなかった。ムハンマド皇太子はこれまでに、事件についてトランプ氏に、「知らなかった」と話したとされる。

■故意か、…