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「せめて思い出は諦めないで」被災写真を洗う高校生たち

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2018/10/28 12:26:46 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

昨年7月の九州北部豪雨で浸水・流失した住宅などから流された写真をきれいにし、持ち主に返す取り組みを続けるボランティア団体がある。福岡県立朝倉高校の写真部員らでつくる「あさくらフォトプロジェクト」。1年余で8千枚ほどを洗浄し、うち約3400枚が持ち主に戻された。


朝倉商工会議所が提供した商工会館の一室。放課後になると毎週3回、エプロン姿の高校生2~9人が集う。「これ、水に漬けても大丈夫?」「ウェットティシュでぬぐってみて」


写真の泥を拭き取ったり、付着物をヘラで丁寧にはがしたり。古い写真はもろくなり、家庭用プリンターで印刷した写真は雑に扱うと画像が消えることもある。状態に合わせた作業を根気よく続けてきた。


昨年7月5日の九州北部豪雨。朝倉市では関連死を含む33人が死亡し、今も2人が行方不明だ。川の氾濫(はんらん)などで全半壊した住宅は1千戸に上る。


1年生だった写真部員の末吉弘聖(こうせい)さん(17)は、友人宅が浸水するなどの被害を目の当たりにした。できることはないかと考えるなかで、東日本大震災の被災地で、津波で流された写真を洗浄する活動が続けられたことを知った。


部員たちに相談すると、みんな…





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