トランプ米大統領は１６日、ホワイトハウスで記者団に対し、１１月末に見込まれる米中首脳会談に先立ち、中国側が米中通商紛争についての交渉項目の「完全なリスト」を示してきたと明らかにした。「（リストは）まだ受け入れられるものではない」としつつも、首脳会談の結果次第では、米政権が検討している新たな高関税措置について「やる必要はなくなるかもしれない」と述べた。

中国への追加関税第４弾、米中会談後に表明も 米報道

トランプ氏によると、中国側が交渉する意欲を示したのは「１４２項目」に上る。トランプ氏は具体的な中身には触れなかったが、「我々が求めた多くの項目が入っている。四つか五つの大きな項目が省かれていたが、それも我々が勝ち取れるだろう」と強調。「中国は我々との取引（ディール）に応じたがっている」と述べた。

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