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大正時代の第九、楽譜見つかる 演奏10分の詳細が判明

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2018/12/31 9:57:31 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

九大フィルハーモニー・オーケストラが1924(大正13)年、福岡市でベートーベンの交響曲第9番を演奏した際に使った楽譜が見つかり、当時の演奏の詳細が明らかになった。「歓喜の歌」で知られる第4楽章から、合唱とともに10分ほどの演奏だったという。


この演奏は24年1月26日、摂政宮(のちの昭和天皇)の結婚を祝う音楽会で、九州帝国大学フィルハーモニー会が披露した。当日のプログラムから、日本人による初めての「歓喜の歌」の演奏と知られていた。第4楽章の一部が奏でられたことは分かっていたが、どの部分をどう演奏したかは不明だった。


今回調べたのは、九大フィル顧問の松村晶・九大工学研究院教授。今秋完了した九大のキャンパス移転作業に伴い、オーケストラの古い楽譜786点を所蔵していた九大文書館で、手書きのパート譜10点を見つけた。当日の合唱用総譜は、東京芸術大付属図書館が所蔵。両者を照らし合わせ、合唱譜への書き込みなどから演奏部分を特定した。


松村教授によると、演奏は331小節目から始まり、627小節から654小節をリピートした。その間にあるテノールの独唱はソプラノ歌手が担い、10分ほどの演奏だったという。


九大フィルの設立は1909(…





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