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直木賞落選、ホッとした母の関西弁の一言 西加奈子さん |
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| 作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2019/1/18 11:56:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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作家・西加奈子さん 第160回直木賞に真藤順丈さんの「宝島」 70歳になった母は、少女のような人です。大阪出身で、4人きょうだいの末っ子。無邪気で屈託がなくて、「耐え忍ぶ母」みたいな姿は見たことないです。おしゃれが好きで、私と似た厚い唇に、えんじ色の口紅を必ず塗っていました。 「母親やから」って感じの接し方をされたことはありません。メーカー勤務だった父が単身赴任で、兄も家を出たので高校生から7年ほど、大阪で母と2人で暮らしました。色んな話をして楽しかった。18歳くらいのころ、アフロで爪を黒くして、みたいな、すごい格好をしていたんです。近所の方からは「大丈夫?」と言われていたみたい。それでも母は全く怒らなかった。「加奈子の中身が変わらんかったからな」って。人を信じる力がすごいんです。 にし・かなこ 1977年、イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪育ち。関西大学卒。2004年「あおい」でデビュー。13年「ふくわらい」で河合隼雄物語賞、15年「サラバ!」で直木賞。「さくら」「きいろいゾウ」「i」など著書多数。 作家になりたくて、26歳で東京に出ました。でもフリーターだったし、心配している両親に本当のことが言えなかった。「東京で就職先が見つかった」とウソをついていたんです。実際はアパートもボロボロで知らん人しかおらんし、本当にみじめで。電話で話したら泣いちゃうから、ファクスで「仕事楽しいよ」とか送っていました。 でもすごくラッキーなことに、…
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