東京電力グループは２１日、２０２０年度の採用計画を発表した。１９年春に就職活動をする新卒学生４７０人、中途採用１３０人の計６００人を採用する。前年度の計画からほぼ倍増させ、中途採用にも力を入れる。電気事業の長期運営に必要な技術・技能を継承していくほか、福島第一原発事故の賠償費用の捻出のため、新規事業などで企業価値を向上させるためとしている。

新卒学生のうち、福島復興の観点から雇用に貢献していくとして、福島県内の大学や短大、高専、高校などから４５人程度の採用を目指す。（桜井林太郎）