大阪府知事選（２１日告示）をめぐり、俳優の辰巳琢郎氏（６０）が１０日夕、東京都内で記者団の取材に応じ、「自民党から出馬の話は来ている。最終的には家族会議をして、今日中に返事をしますと自民サイドにはお伝えしている」と述べた。

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知事選をめぐっては、同府の松井一郎知事（大阪維新の会代表）と大阪市の吉村洋文市長（維新政調会長）が任期途中での辞職を表明し、統一地方選（４月７日投開票）と同日でのダブル選になることが決まっている。維新は吉村氏が知事選に、松井氏が大阪市長選にそれぞれ立候補する方針で、異例の「クロス選」になる見通しだ。

「反維新」勢力の結集を目指す自民は８日、知名度の高い辰巳氏に対して、吉村氏への対立候補として立候補するよう要請した。

辰巳氏は１０日、記者団に「『大阪愛』は人一倍持っているが、だからといって選挙に出てどうするかというのは別の話だ」とも説明。慎重に検討したうえで、自民側に１０日中に立候補するかどうか返答する考えを示した。