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午後3時、私だけの卒業式 帰ったはずの友が手を振った |
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| 作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2019/4/6 10:16:12 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 | ||
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3月15日、中学3年の香芽(こうめ)さん(15)が母親と並んで登校すると、正門前で担任の先生が待っていた。 「窓」記事一覧 すでに午後3時を回っている。午前中に卒業式を終えた校内は、すっかり静まりかえっている。 「おめでとう」 先生たちの言葉と拍手のなか、校長室でひとり、卒業証書を受け取った。もう学校に来なくていいんだ。そう思うと、ほっとした。 中1の冬ごろから、学校に足が向かなくなった。友人関係に悩んだ。2年はほぼ休み。3年は週1回ほど通った。 昨年末、担任に「卒業式に出てな」と言われた。「出ます」と答えた。中1から仲良くしてきた5人の友だちに会いたかった。でも、全校生徒や保護者、大勢の人が集まる体育館にいる時間を想像すると手が震え、涙が出た。 「最後にプレッシャーかけてごめんな」。卒業証書を受け取った後に移動した3年3組の教室で、担任からアルバムを手渡された。 黙って首を横に振った。先生、約束守れなくてごめん。教室を後にすると、誰もいないはずのプールの近くに人影が見えた。廊下から窓の外をのぞいた。 「あ、こうめちゃーん」「気づ…
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