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「自由に踊って」一言が開いたバレエの道 後輩にも問う

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2019/5/10 11:02:11 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

ベルギーでバレエを教える元プリンシパル 斎藤亜紀さん(44)


ベルギーのロイヤルフランダースバレエ団で最高位プリンシパルを15年つとめて昨年、引退した。今は付属のバレエ学校で指導にあたる。「アキ・サイトー」は世界のバレエ界の顔の一人だ。


盛岡出身。姉をまねて7歳で踊り始めた。若手の登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクールに出てみたいと猛練習。16歳で夢をかなえた。「完璧に踊らなきゃ」とがちがちになっていたら、審査員から「失敗してもいい。自由に踊って。将来性があるかどうかをみる」と言われて緊張が解けた。


「ものすごいショック。完全なテクニックをめざしていたのに、好きに踊っていいんだって。私がめざすべきはこれだと思いました」。入賞し、奨学金を得てベルギーに留学した。入団1年目で、主役に抜擢(ばってき)された。前代未聞のことだった。


ローザンヌ以来、「自分はどう踊りたいのか」を常に考えてきた。「特に、観客からどう見えるか。脚の角度や顔の向きのわずかな違いで客席からはまったく別に見えるんです」


日本でも指導をしたいという。「日本人は先生の言う通りに踊るのは上手だけど、受け身になりがち。舞台で自分だけの表現や自己主張ができるように教えたい」


どんなダンサーになりたいの? 自問と同じ投げかけを、日本の生徒にもするつもりだ。(秋山訓子)





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