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風が吹き抜ける新国立競技場 9割完成、見えた全容

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2019/7/3 14:56:53 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

市民に開かれた杜(もり)のスタジアム――。2020年東京五輪・パラリンピックで、開閉会式や陸上競技などが行われる新国立競技場(東京都新宿区、渋谷区)の姿が、はっきりと見えてきた。五輪開幕まであと387日となった3日、ほぼ9割が完成した建設現場が報道陣に公開された。新たな競技場の特徴を表すキーワードは、風と木だ。


記者はこの日午前11時前、競技場南側の歩行者デッキから1層目の西側スタンドに入った。この日は曇り。屋根も完成し、コンコースからは涼しい風が吹き抜けた。担当者は「自然風を取り込んでいる。屋根が観客席を覆うので、体感温度は10度は下がる」と説明した。「気流創出ファン」と呼ばれる大型の扇風機も試運転され、風を送り出していた。


新国立競技場は建設費を抑えたため、観客席に空調設備がない。その代わりに、自然換気で涼を取る。最上部には風を導く大きなひさしがあり、暑い時は観客席に涼しい風が入り、冬は冷たい風が上に逃げるよう計算されている。このほか「気流創出ファン」を1階、3階に計185台設置したほか、霧を噴射するミスト装置を1、2階の入り口計8カ所に備え付ける。


スタジアムにいると、木材がふんだんに使われているのが見て取れる。「全ての日本人の心を一つにする競技場をめざした」。デザインを担当した建築家の隈研吾氏の思いが、随所にちりばめられている。


スタジアム外周部を360度囲…





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