茨城県八千代町の住宅で７０代の夫婦が殺傷され、ベトナム国籍の男が逮捕された事件で、男が事件前日の夕方に近くのホームセンターで包丁を購入していたことがわかりました。

　この事件は先月２４日の未明、無職の大里功さん（７６）が胸などを刺されて死亡、妻の裕子さん（７３）が重傷を負ったもので、警察は２日、ベトナム国籍で農業実習生のグエン・ディン・ハイ容疑者（２１）を裕子さんへの殺人未遂の疑いで逮捕しました。

　現場には、凶器とみられる包丁が落ちていましたが、その後の捜査関係者への取材で、事件前日の午後５時ごろに、グエン容疑者が近くのホームセンターで包丁を買う様子が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。

　警察は、グエン容疑者が事前に凶器を準備したうえで、計画的に犯行に及んだとみて捜査しています。