財務省は、来年度予算の概算要求の総額が過去最大の１０４兆９９９８億円になったと発表しました。

　財務省によりますと、来年度の一般会計予算の概算要求の総額は過去最大の１０４兆９９９８億円となり、６年連続で１００兆円を上回りました。

　高齢化に伴って医療などの社会保障費が膨らんだことから、厚生労働省では２０１９年度の予算より６５９３億円増えて３２兆６２３４億円に。防衛省も宇宙領域の防衛能力の強化などを盛り込み、１１５６億円増えて５兆３２２３億円となりました。

　財務省は、「財政規律が緩んだという指摘がないように、概算要求の中身の精査をしっかりと行う」としています。