9人の監督がメガホンを取り、約100人の役者が出演した同作品は、2019年の映画「我和我的祖国(My people, my country)」の成功の経験を引き継ぎ、細やかなエピソードから、貧困脱却の難関攻略や農村の振興などに身を投じる多くの庶民を描いている。笑いあり、涙ありのストーリーを通して、故郷の変化、祖国の素晴らしさを感じることのできる作品となっている。
管虎(グァン・フー)監督、郭帆(グオ・ファン)監督、路陽(ルー・ヤン)監督が共同でメガホンを取った「金剛川」は、中国人民志願軍抗米援朝出国作戦70周年に合わせた記念作品。米国と戦う朝鮮を支援する偉大な精神を発揚し、中国映画工業の実力が示されている。陳可辛(ピーター・チャン)監督がメガホンを取った「奪冠」は、中国女子バレーの数世代40年に渡る奮闘の歩みを描き、林超賢(ダンテ・ラム)監督の「緊急救援(The Rescue)」は、大型貨物船による火災事故で脱出不可能の船員たちを救助する救援隊の姿を描いている。許宏宇(デレック・ ホイ)監督の「一点就到家(Coffee or Tea?)」は、起業に奮闘する若者の青春の活力を描き出している。