国民民主党の榛葉賀津也幹事長は２３日、ウエブサイトで不倫問題が報じられた同党の平岩征樹衆院議員（比例近畿）について報道陣の取材に応じた。

同党は平岩氏に対してこの日から党員資格停止とする処分を正式に決めた。

榛葉氏は「本人が認めですね、法令違反の可能性があったので速やかに党員資格停止にした。この間、倫理委員会でしっかり中身を精査します」とコメントした。

昨年１１月、玉木雄一郎代表が元グラドルとの不倫問題が報じられた際は、３週間をかけて処分を検討した上で役職停止３か月としていた。

平岩氏の場合、党倫理委員会の結論を待たない判断となったが、玉木氏より重い処分となった理由はなにか。

「玉木代表の場合はプライベートの事案で、お互いがそれぞれの関係性のなかで写真を撮られた。今回はですね、相手の方が（平岩氏に）だまされたと、本人も偽名を使ったりと、事案がまったく異なっていると思います。従って民法上の法令違反の可能性のご指摘もいただいていましたので…。しかし、本人からヒアリングを行ってしっかり有権者の皆さんに対応できるよう精査をして、いま倫理委員会に負託をしたところです」と榛葉氏は説明した。

平岩氏に法令違反の疑いがある点とは、女性に対して偽名を使ったことか。

「詳しくはこれからですけど『その疑いがある』という（報道陣から）取材の申し込みでしたし、本人（平岩氏）が認めたのは職業、名前、現在の状況、未婚であると、そういうことを名乗ってサイトに入った。（被害者の）相手と接触できないので、そのやり取りがどうだったのかと本人からしか聞けませんが、それも含めて対応したいと思います」と榛葉氏は語った。