2025年国際卓球連盟（ITTF）ワールドカップが4月20日にマカオで閉幕し、男子シングルスで中国の林詩栋（20）がブラジルの雨果・カルデラノ（28）に敗れ、中国男卓が8年ぶりに「三大大会」（五輪、世錦賽、世界杯）のシングルス優勝を逃した（@BJNewsOfficial, 2025-04-22）。一方、日本勢は張本智和（21）が準々決勝、早田ひな（24）が女子シングルスで4強進出と健闘を見せた。

張本は、準々決勝で林詩栋と対戦し、フルゲームの末3-4で惜敗。試合後、「自分の攻撃が通用した部分もあった。次は勝ちたい」と前向きにコメント。早田は、準決勝で中国の孫穎莎に1-4で敗れたが、安定したバックハンドで観客を魅了した。早田は「世界のトップとの差を縮められた」と手応えを語る。

日本卓球協会は、2028年ロス五輪を見据え、若手の育成を加速。今回の大会では、16歳の松島輝空が初出場でベスト16入りし、将来のエース候補として注目を集めた。Xでは「張本の闘志、すごかった！」「早田ひな、絶対五輪でメダル取る」とファンからの期待が高まる。

しかし、課題も浮き彫りに。中国勢の厚い壁に加え、ブラジルや欧州勢の台頭が脅威に。協会は、国際合宿の増設やAIを活用した戦術分析を導入し、競技力強化を図る。次戦は5月のアジア選手権で、日本勢の巻き返しに期待がかかる。