俳優の萩原利久（26）が、2025年4月29日放送のTBS系トーク番組「A-Studio+」（金曜22時）にゲスト出演し、親友である俳優・神尾楓珠との出会いについて語った。二人は10代の頃、同じオーディションで出会い、共に落選した経験を「傷を舐め合った」と振り返り、その絆が現在の親密な友情につながったことを明かした。このエピソードは、視聴者に感動を与え、SNSで大きな反響を呼んだ。

萩原と神尾は1999年生まれの同い年で、ともに若手俳優として活躍中。番組でMCの笑福亭鶴瓶が「神尾楓珠とめっちゃ仲良いらしいな」と話を振ると、萩原は「そうなんです。もう10年くらいの付き合い」と笑顔で応じた。二人の出会いは、2015年頃のドラマのオーディション会場だったという。萩原は「二人ともそのオーディションで惨敗してしまって…。終わった後に『どうだった？』って話して、傷を舐め合ってましたね」と当時を回想。神尾も「めっちゃ悔しかったけど、そこで利久と話してちょっと救われた」と、後日別の番組で同様のエピソードを語っている。このオーディションは具体的な作品名こそ明かされなかったが、二人のキャリア初期の苦い経験として共通の記憶となっている。

その後、二人は2017年のドラマ『兄に愛されすぎて困ってます』（日本テレビ）で初共演を果たし、2019年の『左ききのエレン』（TBS系）では主要キャストとして再共演。さらに、2021年の神尾初冠番組『神尾楓珠のdkdkかみおランド』（ABEMA）でも息の合った掛け合いを見せ、ファンから「最強コンビ」と称された。萩原は番組で、「あの頃はほんとに毎日会ってた。月に21回くらい会ってた時期も」と告白。神尾の実家に泊まりに行き、神尾の母の手料理を食べながら夜通し話すこともあったという。特に「オムライスが絶品だった」と萩原が語ると、鶴瓶は「それ、ほんまに仲良い証拠やな！」と驚いていた。

萩原は埼玉県出身、神尾は東京都江戸川区小岩出身で、地理的な近さも友情を深める要因だった。萩原は「神尾の家に行くと、なんかホッとする。実家みたいな安心感がある」と話し、神尾の家族とも気兼ねない関係だと明かした。一方、最近は互いに多忙なためプライベートでの交流が減り、萩原がゲームにハマっていることもあり、「誘っても『今、ゲーム中』って断られる」と神尾が別の番組でこぼしていたことが話題に。萩原はこれに対し、「いや、仕事では会ってるから！ でも、そろそろまた遊びたい」と照れ笑いで応じ、スタジオを和ませた。

萩原は2025年放送のNHKドラマ『Shrink』で主演を務め、心理カウンセラー役で高い評価を受けた。一方、神尾は2025年公開の映画『大きな玉ねぎの下で』で主演を予定。番組の最後、萩原は「また神尾と共演したい。コメディとかやってみたい」と意欲を見せ、鶴瓶も「そのコンビ、絶対おもろいわ！」と後押しした。放送後、Xでは「#AStudio」「#萩原利久」「#神尾楓珠」がトレンド入りし、「二人の友情エピソード泣ける」「オーディションの傷舐め合いからここまで来たのすごい」との声が寄せられた。番組の詳細はTBS公式サイト（https://www.tbs.co.jp/A-Studio/）やTVerで確認できる。