韓国の5人組ガールズグループ(G)I-DLEが、デビュー7周年を迎えた2025年5月2日、グループ名を「i-dle（アイドゥル）」に変更し、新たなスタートを切ることを発表しました。所属事務所のCUBEエンターテインメントは、公式SNSを通じてこの変更を公表し、同時に新しいロゴとシンボルも公開しました。

新しいグループ名「i-dle」は、従来の「(G)I-DLE」から「G」を取り除いたもので、「G」は「Girl（ガール）」を意味していました。この変更により、性別にとらわれないグループとしてのアイデンティティを再構築し、より自由で枠にとらわれない音楽とコンセプトを追求する姿勢を示しています。また、強調や区別を示す記号である丸括弧「( )」も排除し、無限の可能性を秘めたグループとしての再出発を象徴しています。

新たに公開されたロゴは、小文字で構成された「i-dle」によって、点・線・面の広がりを活かした構造的なデザインとなっており、グループの無限の可能性と有機的なつながりを表現しています。特に、5つの「i」が集まってアスタリスクの形になるシンボルには、個性豊かな5人のメンバーが一体となり、新たな“i-dle”として生まれ変わるという意味が込められています。

さらに、i-dleは5月19日に8枚目のミニアルバムをリリースし、カムバックすることも発表しました。このアルバムは、グループ名変更後初の作品となり、彼女たちの新たな音楽的挑戦と進化を感じさせる内容となることが期待されています。また、アルバムの予約販売も開始され、全3種のバージョンが用意されており、CDが含まれないデジタルコンテンツを楽しめるポカアルバムも同時に発売されます。

i-dleは、2018年5月2日にデビューし、これまでに『LATATA』や『TOMBOY』、『Nxde』などのヒット曲を世に送り出してきました。特に、2022年には『TOMBOY』と『Nxde』が韓国の音楽チャートで1位を獲得し、商業的・批評的成功を収めました。また、2023年には6枚目のミニアルバム『I feel』をリリースし、主打歌『Queencard』が連続してチャート1位を獲得するなど、着実に成長を遂げています。

今回のグループ名変更は、i-dleがこれまでの枠組みを超え、より多様で自由な音楽活動を展開していく決意の表れといえるでしょう。