2010年10月11日、東京都府中市のJRA東京競馬場にて、AKB48の17枚目のシングル「ヘビーローテーション」の発売を記念した全国握手会イベント「AKB48祭り」が開催された。このイベントには、AKB48の主要メンバーである前田敦子、大島優子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、篠田麻里子、渡辺麻友、指原莉乃、峯岸みなみ、宮澤佐江、河西智美、北原里英、佐藤亜美菜、高城亜樹、仁藤萌乃らが参加。さらに、姉妹グループのSKE48から松井珠理奈、SDN48のメンバー、そして研究生を含む総勢36人が登場し、会場を盛り上げた。

これまで幕張メッセやよみうりランドなどで開催されてきた握手会だが、ファンの増加に伴い、より多くの観客を収容できる会場として東京競馬場が選ばれた。当日は、2万1,000人ものファンが詰めかけ、AKB48の人気の高さを証明する形となった。

イベントでは、「会いたかった」「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」の3曲が披露され、会場は大歓声に包まれた。特に「ヘビーローテーション」のパフォーマンスでは、メンバー同士のキスシーンが話題となったミュージックビデオのエピソードが語られ、大島優子が「前田敦子ちゃんと仲が悪いんじゃないのと言われるけど、そんなことないです！　あのチューが証明です」と語り、会場を沸かせた。

また、チームAキャプテンの高橋みなみが「東京競馬場（とうきょうけいばじょう）」を「とうきょうきょうばじょう」と言い間違えるハプニングも。その罰ゲームとして、可愛らしいキス顔を披露し、メンバーやファンから「かわいい！」と歓声が上がった。

このイベントは、AKB48が国民的アイドルグループへと成長する過程での重要な節目となり、ファンとの距離の近さやメンバー同士の仲の良さを感じさせる内容で、多くの人々の記憶に残るものとなった。