タレントの有吉弘行が、自身が最も好きな映画ジャンルについて語り、話題を呼んでいる。彼が特に好んでいるのは「ビートたけし監督の映画」であり、「それ以外は見たくない」と断言するほどの強いこだわりを見せた。

あるテレビ番組で、有吉は「映画館で『みんな～やってるか！』を観たとき、観客が全然笑ってないのに、俺だけ爆笑してたんだよ」と語り、その独特なユーモアに惹かれていることを明かした。同作は、ビートたけし監督が1995年に手がけたナンセンス・コメディで、一般的な映画とは一線を画すシュールな作風が特徴。有吉は、「映画なのに途中で変なゲームが始まったりして、めちゃくちゃくだらないのが最高」と笑いながら回想した。

また、有吉は「他の映画は途中で寝ちゃうんだよ」とも語っており、いかにたけし映画に対して特別な思いを持っているかがうかがえる。一方で、最近では東京ディズニーランドを訪れたことをきっかけにディズニー作品にも触れるようになり、「ベイマックスが誰かも知らずにベイマックスのアトラクション乗って、カレーまで食べた（笑）」というエピソードも披露。これを機にディズニープラスに加入し、アニメ映画にも興味を持ち始めたという。

それでも、「本当に心から笑えるのはたけしさんの映画だけ」と話す有吉の映画観は、笑いに対する真摯な姿勢と深い愛情がにじみ出ている。自身の嗜好を明確にしながらも、新しい作品にも触れる柔軟性を持ち合わせている彼の姿勢に、多くの視聴者が共感を寄せている。