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コメ品薄感解消なるか 流通大手の新たな対策とは

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/13 17:00:54 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

コメ価格の高止まりや店頭での品薄感を解消しようと、流通大手の間では外国産のコメの販売を拡大する動きが広がっています。

このうち流通大手のイオンは、13日東京・港区のアメリカ大使館で会見を開き、「カルローズ」と呼ばれるアメリカ・カリフォルニア産のコメの販売を来月6日から順次始めると発表しました。

外国産のコメには、国が輸入する「ミニマムアクセス」と呼ばれる仕組みを除いて、1キロあたり341円の関税が課されますが、会社では店頭での品薄感を解消するためおよそ1.4万トンを関税を払って輸入します。

価格は、4キロで税込み2894円と、国産に比べて1割程度安く、新米が出回る秋ごろまで販売することにしています。

「カルローズ」は国産米と比べて「粘りけ」が少ないのが特徴で、会場ではリゾットやピラフなどの料理が紹介されていました。

会見にはアメリカのジョージ・グラス駐日大使も同席し、「世界で最も品質の妥協を許さない消費者がいる日本で販売されるのは歴史的なことだ。日本の消費者からも高い評価を得られるだろう」と話していました。

またイオンの土谷美津子副社長は「都市部などではコメの在庫が不足気味になっている。買いたい人が手に取りやすい価格で販売していきたい」と話していました。

外国産のコメをめぐっては、イトーヨーカ堂も、先月までアメリカ・カリフォルニア産のコメの販売を行うなど、店頭での品薄感を解消しようと、販売を拡大する動きが広がっています。

【江藤農相 18週ぶり値下がりについて “歓迎したいが消費者が大いに評価する水準ではない”】
全国のスーパーで販売されたコメの平均価格が18週ぶりに値下がりしたことについて、江藤農林水産大臣は「歓迎したいが消費者が大いに評価する水準ではない」と述べた上で、割安な備蓄米がさらに行き渡るよう改善策を検討していることを明らかにしました。

農林水産省によりますと、今月4日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロあたり消費税込みで4214円で、前の週から19円下落し、18週ぶりの値下がりとなりました。

これについて江藤農林水産大臣は13日の閣議のあとの会見で、「1つの変化で歓迎したいと思うが、消費者が大いに評価するような水準ではなく、まだまだこれからだ」と述べました。

その上で、「今後の備蓄米の入札について、現状を踏まえ、できることは何があるのか毎日のように農林水産省で検討している。方針が決まったらしっかりと発表したい」と述べ、政府が放出する割安な備蓄米がさらに行き渡るよう改善策を検討していることを明らかにしました。

一方、ことしの新米の収穫に向けて、早くも各地のJAが農家に支払う「概算金」を去年より積み増す動きが相次いでいることについて、江藤大臣は、「私が高すぎるとか安すぎるとか言うのは適切ではないが、ことしの新米の市場での値段には当然、影響すると思う」と述べました。




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