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外国産のコメ 流通大手が販売拡大 価格高止まりや品薄感解消へ

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/13 17:05:17 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

コメ価格の高止まりや店頭での品薄感を解消しようと、流通大手の間では外国産のコメの販売を拡大する動きが広がっています。

米 カリフォルニア産のコメ販売へ イオン

 

このうち流通大手のイオンは、13日東京・港区のアメリカ大使館で会見を開き、「カルローズ」と呼ばれるアメリカ・カリフォルニア産のコメの販売を来月6日から順次始めると発表しました。

外国産のコメには、国が輸入する「ミニマムアクセス」と呼ばれる仕組みを除いて、1キロあたり341円の関税が課されますが、会社では店頭での品薄感を解消するためおよそ1.4万トンを関税を払って輸入します。

価格は、4キロで税込み2894円と、国産に比べて1割程度安く、新米が出回る秋ごろまで販売することにしています。

「カルローズ」は国産米と比べて「粘りけ」が少ないのが特徴で、会場ではリゾットやピラフなどの料理が紹介されていました。

アメリカ ジョージ・グラス駐日大使

会見にはアメリカのジョージ・グラス駐日大使も同席し、「世界で最も品質の妥協を許さない消費者がいる日本で販売されるのは歴史的なことだ。日本の消費者からも高い評価を得られるだろう」と話していました。

イオン 土谷美津子副社長

またイオンの土谷美津子副社長は「都市部などではコメの在庫が不足気味になっている。買いたい人が手に取りやすい価格で販売していきたい」と話していました。

外国産のコメをめぐっては、イトーヨーカ堂も、先月までアメリカ・カリフォルニア産のコメの販売を行うなど、店頭での品薄感を解消しようと、販売を拡大する動きが広がっています。

台湾産のコメを扱うスーパーも 長崎

 

長崎市にあるスーパーマーケットでは、備蓄米が放出されたあともコメが品薄な状態が続いているということです。

先月からは、備蓄米も入るようになったということですが、品薄感が解消するほどの量を手に入れることはできず、これまでに入荷した5キロ入りの備蓄米180袋はすぐになくなったということです。

こうしたなか、この店では、先月下旬から台湾産のコメを扱うようになったということです。

13日も店頭には台湾産のコメが20袋ほど並んでいましたが、客からは「高くても国産米を買いたい」という声が聞かれていました。

コメを買いに来ていた70代の女性は「やはり国産のコメがいいです。早く安くなってもらいたいです」と話していました。

槇哲朗店長

槇哲朗店長は「コメが品薄な状態は続いていて、価格もまだ下がらないと思う。台湾産のコメもきちんと検査したうえで陳列しているので、安心してもらいたい」と話していました。

JA全中会長「消費者と生産者 納得できる価格で安定供給を」

 

JA全中の山野会長は13日の定例会見で、現在のコメの価格について「備蓄米の販売により店頭の価格も落ち着くことが期待できる。店頭価格の上がり幅は縮小傾向から下落に転じ、備蓄米の効果があらわれ始めている」と述べました。

一方、秋に収穫されるコメの価格については、「JAが農家に支払う概算金の設定や在庫状況、需給の環境などを総合的に加味すると価格への影響が出てくるのではいか」と指摘しました。

そのうえで山野会長は「コメの価格は長年にわたって生産コストを賄えないような極めて低い水準だった。消費者と生産者が納得できる価格で、安定的に供給していくことが何よりも重要だ」と述べ、需要に応じたコメの生産を進めながら、政府の備蓄米を含めた流通の状況を注意深く見ていく考えを強調しました。

また、アメリカの関税措置をめぐる日米交渉の中で、
▽農畜産物について日米貿易協定を超える譲歩や
▽食品の安全や安心を損なう交渉は一切行わないことなどを
今後、政府に要請する考えを明らかにしました。

江藤農相 “備蓄米行き渡るよう改善策を検討”

 

全国のスーパーで販売されたコメの平均価格が18週ぶりに値下がりしたことについて、江藤農林水産大臣は「歓迎したいが消費者が大いに評価する水準ではない」と述べた上で、割安な備蓄米がさらに行き渡るよう、改善策を検討していることを明らかにしました。

農林水産省によりますと、今月4日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロあたり消費税込みで4214円で、前の週から19円下落し、18週ぶりの値下がりとなりました。

これについて江藤農林水産大臣は13日の閣議のあとの会見で、「1つの変化で歓迎したいと思うが、消費者が大いに評価するような水準ではなく、まだまだこれからだ」と述べました。

その上で、「今後の備蓄米の入札について、現状を踏まえ、できることは何があるのか毎日のように農林水産省で検討している。方針が決まったらしっかりと発表したい」と述べ、政府が放出する割安な備蓄米がさらに行き渡るよう、改善策を検討していることを明らかにしました。

一方、ことしの新米の収穫に向けて、早くも各地のJAが農家に支払う「概算金」を去年より積み増す動きが相次いでいることについて、江藤大臣は、「私が高すぎるとか安すぎるとか言うのは適切ではないが、ことしの新米の市場での値段には当然、影響すると思う」と述べました。




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