巨人からソフトバンクに移籍する秋広選手は、プロ5年目の22歳。
身長2メートル、体重100キロと恵まれた体格を生かした長打力が持ち味の左バッターで、2年目からは期待の高さから松井秀喜さんがつけていた背番号「55」を背負い、3年目には121試合に出場して打率2割7分3厘、ホームラン10本を記録しました。
しかし、その後は伸び悩み、今シーズンは開幕2軍スタートで、1軍の出場はわずか5試合にとどまっていました。
また、大江投手は、プロ9年目の26歳。
左のリリーフとして2020年には43試合に登板してリーグ優勝に貢献するなど、これまで通算149試合に登板し7勝0敗、34ホールドを記録していますが、今シーズン、1軍での登板はありません。
一方、ソフトバンクから巨人に移籍するリチャード選手は、プロ8年目の25歳、2018年に育成ドラフト3位で入団し、3年目に支配下登録されました。
パワーが最大の持ち味の右打ちの内野手で、昨シーズンまで2軍のウエスタン・リーグでは5年連続でホームラン王に輝いています。
1軍では2021年から通算100試合に出場し、ホームラン10本を打っていますが、今シーズンは6試合の出場にとどまっています。
巨人は、打線の中心だった4番の岡本和真選手を左ひじのけがで欠く中、パワーのあるリチャード選手を獲得することで打線の強化を図るねらいです。
一方、ソフトバンクは、主力にけがが相次ぐ中、秋広選手の獲得で野手の層を厚くするとともに、大江投手の加入で手薄だった左の中継ぎを強化したい考えがあるとみられます。
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